「鉄は熱っ語学学習」(プロローグ)

鉄は熱いうちに打て!

というわけで、僕のドイツライフを書きなぐるコーナーを設けました。
ずいぶーん、とイライラ、カリカリ、ストレスを感じる異国なのですが、
アツアツの内に料理して届けないと、何も面白くないようになっちゃう。
冷めた料理は美味しくないので、怒ったり、喜んだり、発見したり
全部書いちゃう事にしました。

相棒は、もうドイツ生活2年なのもあるし、
もともと僕との人間構造も違うので、僕ほど熱くならないし、
自分の中で、消化できちゃう大人なようです。
僕は納得する前に、偏見も交えて書きなぐります!

なので、ドイツの好きな所も、嫌いな所もガンガン、
歯に衣着せずに書きます。不快なところもあるかもだし、
共感できない事も、たっーぷりアル事と思います。
んだばが、書く!
愚痴成分たっぷし、発見成分ささやか。

人生とは如何に面白きモノか!

僕は、海外に来ると、自分は日本人だ!
と強く感じる事ができます。そして、誇りも感じます。
それは、素敵な事だし、外国人に負けない力を生み出すと信じているので
その部分を強化するべく、異国暮らしを吸収するのです。

ドイツと同化したって、面白くも何ともナイ!

さて、第一回目は、下記。



さて、今日は風邪気味な中、語学学校に行ってきました。
緊張はするが、すごく身になり、充実の時間です。前回がそうでした。

んが、今日はちょっと変わった!
まだ2回目ですが、ちょっと変わった!
何が変わったかというと、人が増えました。
前回からの、トルコ、アフリカ、キューバ、イギリス、タイ、日本。
に加え、ブラジル2人、ポーランド、セネガル、ボスニア、カナダ。
勿論、先生はドイツ人。

そして、前回でも、外国人の皆さんの自己主張は凄いなぁー!
と思っていたのですが、
今回の新人達はもっとスゴイ!何が.....? うるさーい!のです。
おせっかいでズケズケとうるさく
態度のでかいポーランド人、ブラジル人、セネガル人が来ました。
少しドイツ語ができる所をひけらかすように、
習っていない言葉を話すのが好きらしい。

そして、前回うるさかった自己主張の強いトルコ人を、鼻で笑うかのように
分からんの?フフン。ホレ!どうだ?答えてみな?!
みたく、セネガル人がアオリます。
そして、答えられないトルコ人に、ポーランド人は答えを差し伸べます。
プライドの高いトルコ人は自分で答えたいのに、答えを言われて困ります。
それでも、答えを教える「私は分かってるのよ〜」ちゃん達
(つい言ってしまうのです)
ポーランド人、セネガル人、ボスニア人、ブラジル人(の1名)が
態度大きく気取ります。

すごーく、イヤな空気が流れていますが、それに気付いているのは
タイ人と、トルコ人、日本人くらいでしょうか?
ドイツ人の先生も勿論気付きません。
(というか、その空気はそもそも悪いものではナイのです。ココでは。
 必要とされている空気なのです。自己主張は必須事項なのです。たぶん)

そして、分かりませんが、
新人達に多く見られた足を組むポーズも気になりました。
気のせいかもですが、足を組んだり、大きな態度をとるのが、
ハッタリのように見えました。

どうしてかと言うと、そういう態度の人こそ
「私は分かってるのよ〜」ちゃんであり、
実は「分からない事もある」人達だから。
(分からん時もハッタリかまします=態度デカイ!)
その他の人々はハッタリなしの「分からない事ばっかし」さん達です。
僕もね。

そして、自然と、前回からの参加者は全員、集まって座っています。
別に空気が、イヤそうでもナイ、
イギリス人も、キューバ人も、アフリカ人も集まっています。
新人達の違和感を感じているのかもしれませんし、
前回1回だけ同席しただけで仲間意識が芽生えたのでしょうか?
(僕には芽生えていました)

今回も色々学びました。語学以外にです。
語学に関しては前回のほうが断然多くを学べました。
濃密な時間でしたから。

今回学んだのは、環境が整っていない中でも、
環境に負ける事なく、生きる、成長するという事です。

環境を悪くする新人達。本人達は、そういう事を察するほど
繊細には出来ていない人達なので、気付く日が来る事もナイでしょう。
モチロン文化の違いです。ひかえめが美徳の日本文化は理解不能でしょう。
しかし、強く思うのは、そんな事には関係なく、自分は自分と
前回からの人々も、今回からの新人も思っているだろう事です。

僕達は自分が学べさえすればイイのです。
そして、学び取らなければいけないのです。
ウルサクする人達も、実はシッカリと学びとっています。
学びとれないのは、その環境が気になる人のようです。

僕は残念ながら、その環境が気になってしまいます。
トルコ人の彼も、そのようです。彼のほうが、そうかもしれません。
しかし、負けない為には、今のままではダメです。
文化の違いだから、と片付ける気にはなれません。
自分は自分、自分の為には自分が頑張る。他に惑わされない。
当たり前の、大切な、必要な事です。

答えを、つい教えてしまう人達、それは優しさからだと思います。
にぎやかす人達、それは、国民性とか、文化かもしれません。
しかし、ブラジル人の1人はウルサク、1人は非常に静かな人ですので、
単に個人の性格によるところが大きいのかも、と思います。
しかし、僕はコイツラに負けるわけにもいかないし
(邪魔されないって事ですね)
しっかりと多くを学び取らなければいけないと強く思うのでした。

日本で教える事を仕事にしていただけに、
その点でも非常に勉強になっています。
学ぶ側になって始めて見えてくる事が沢山あります。
僕が日本に戻って、また、教える仕事をするならば、
今学んでいる事が、非常に役に立つだろうと思うのです。

個人の差というモノは、民族の差と同様にあるモノですし
その大きな違いを今感じとる機会が持て、その意味でも語学学校は
非常に刺激的で、充実の時間になっています。

今後、おせっかいで、ウルサイ、あの人種達を、いてこましたい気持ちを
大切に、ドイツで負けない自分を更に強化するのです!