「花粉と雨」

4月頃から、異変は起こった。

鼻水ジュルジュルし始めたのだ。
まさか.....悪い予感がした。

やっぱり、花粉症だ。
鼻がかゆくなり、鼻水が出て、
クシャミが出、涙も出てくる。

僕は一度、中学一年生の時に
花粉症をしていた。過去形なのは
中学二年生からはピタッとなくなったからだ。
一体、何年ぶりの再会か。

映画ターミネイターの「I"ll be back.」という
決め台詞を思い出してしまった。
戻って来なくてイイっちゅーのに。

ドイツには、僕にアレルギーを
もたらす花粉があるのだろうか。
というか日本にはナイのだろうか?

中学一年の時に、花粉症を治す為に
何か特別な事をしたわけではなかった。
医者も治療法が判らないから、
治るかもしれないし、ずっとそのままかも
しれない、とか言っていたような気がする。

昔、ヨウレンキンというのに感染して
下半身が動かなくなった事もあった。
小学校の5年だったかなぁ。
それも、医者は治療法が判らない。と言った。
でも、それも一年くらいで治った。

なので、治療法が判らないくらいの病気の時は
一年くらいで治るもんだ、と思うようになった。

あ、でも、ハタケ(方言かな)という体の所々に
できる、油分のなくなった乾燥したのが出来たり
した事もあって、当時から、鳩麦茶を飲むように
なった。あれが、色々と効果を上げた気もする。
また鳩麦茶飲もうかな?

あと、日本との環境の違い、食の違い、
普段のそういうコマゴマも原因だろうか?
だとしたら、今のほうがジャンクな物も
食わないし、生活のリズムもキッチリしている。
なのに、おかしくなるなんて、

毒を持って毒を制すると信じていた僕の考えは
あながち間違いではなかったのだろうか?

で、花粉症、想い出話。
中学の頃は授業中にタオルを顔に押し当てたまま
クシャミを連続でくり返し、目は涙で一杯で
前を観る事もできなかった。だったらば、
学校なんて休んでいりゃ良かったのに、と
今になって思うが、学校は休んではいけない。と
思い込んでいた。(休まんほうがイイけど)
周りの友人達には迷惑をかけてたんだろうなぁ。

当時の友人と大学時代に再会し、
「タオルを顔面に当てた様子が思い出せる」
と言われた事もあったなぁ。

その頃に比べると幾分、マシな花粉症なのだけど
ジワジワと常に、慢性的に、カユイのは辛い。
そのカユミやらに耐えるだけで、一日分の何割の
エネルギーを費やしていることか。

糸井重里氏のほぼ日刊イトイ新聞というサイトで
おニャン子世代の僕らには有名な、吉田照美氏が
花粉症の大変さを語っていた。
「花粉症の症状が出ると身体の中の種火が消える。
 花粉症イコールみじめ」との事だ。

今、僕は背骨が寒い。
背骨というか、せき髄というか、が凄く疲れている。
そして火が消えている。なので寒い。
そして、生気がナイ。腰から後頭部にかけての
背骨のラインが全部、消灯、就寝している感じなのだ。

吉田照美氏の表現はナイスだと思った。
さすが、言葉を操る商売の人だ。

で、ですね。
なぜか、最近は目がカユイ日は目だけ。
鼻水が出て、クシャミまみれの日は鼻だけ、
みたいになっている。

あと、最悪の状態の日は目の下、鼻の上辺りにも
横一面に、まだらに湿疹みたいのが出る。
そんな日は、もう何も出来ない。

相棒のお母さんから送ってもらった飲み薬は効く。
少し楽になる。が、猛烈に眠くなるし
翌日まで体がだるくなってしまうので、
よっぽどの日に限って飲むようにしている。

あとは、鼻にプシュってやるスプレー、目薬、
鼻の中に塗る軟膏(花粉をブロックするらしい)を
使っている。どれも全く効果のナイ日もある。

あ、あと鼻うがいというのもやってる。
鼻からお湯を入れて口からウゲ〜と出す。痛い。
(が、水泳時代を思い出し懐かしくもある)
あと、ヨーグルトを食べたり、豆乳を飲んだり、
禁酒したりしている。

とにかく、最悪な花粉症だ。
学校に行く時も、出かける時も、遊びに行く時も
今日の花粉症の症状が問題だ。

雨は嫌いだ。でも今は、雨に助けて貰っている。
雨の日は花粉が飛ばないからか、楽なのだ。
晴れた日は気分も良く、気持ちいい、が花粉症はひどい。
雨の日は気分は重く、どんより暗い、が花粉症はマシ。
なんとも、スッキリしない日々です。

4月から始まり、一体いつまで続くのかなぁ〜。
やだなー。

で、日本に帰ったら治るのかなー。
帰っちゃおうかなー。なんて思っちゃう。

日本には吉田照美氏の絶賛する「体質水」とかいう
乳酸菌飲料が売ってるらしいですし。(笑)

これも、吉田照美氏も言われてましたが、
僕も花粉症を治してくれるのなら、
どんな宗教に入ってもいい。ふと本気で思うのです。