「自転車」

今住んでいるRatingenでは、
路面電車が走っている。ラティンゲンが終点駅だ。
路面電車は、die Tram(トラム)もしくは、
die Straβenbahn(ストラーセンバーン)
と言うようだ。先日、エドガーが言っていた。

あと、もう一つ、Ratingen Ost駅がある。
これは、DB=Deutsch Bahn(ドイチュバーン)の駅。
DBは、日本のJRみたいなもんだ。
で、Ost(オスト)ってのは、東って意味だ。

なんで、こんな一つ一つの言葉を
ドイツ語でイチイチ書くのかと言うと、

最近、エドガーに、僕がデザイン用ソフトの扱いを
教える変わりに、彼が僕にドイツ語を教えてくれるのだ。
(当然なんだけど、単語を覚えるよりほかはナイですね)

そして、
彼はデザイン用ソフトの操作を覚えるのが面倒臭く、
僕はドイツ語を覚えるのが面倒臭い。
デザイン講議になると、僕が俄然強い立場になり、
ドイツ語講議になると、彼が俄然強い立場になる。

デザイン講議に疲れてきたら、彼は
「休憩しましょう。ドイツ語勉強しましょう」
と言って、反撃してくるので、たまったものではない。
明らかに攻撃性が含まれているからなぁ〜。(笑)
が、勉強になるので、楽しいんだけども。(笑)

彼はデザイン用ソフトの面倒な作業に、
「何故、そんな事ができない?おかしい!」と
自分の都合のイイように動かない事に腹を立てる。
そのようにしか動かないソフトを如何に使いこなすか?
ってのが、僕が教えてる事なんだけどもね。

ま、どんな道具でも使い方が判らなかったら、
面倒に感じるもので、慣れれば便利に思うものなんだから
まだ、暫くは仕方ないだろう。

僕だって、ドイツ語が面倒だし、
「なんで、そんな動詞変換とかせなアカンね〜ん!」とか
思ってイライラしたりもするんだから。同じだな。
「ほんっと、なんでこんなに変換が要るね〜ん?!」(笑)

だが、ドイツ語の仕組み・文法というかルールは厳密で、面白い。
コンピューターが大好きな僕は、ドイツ語の仕組みを
理解するのも大好きだ。でも、実際に使うとなると、話は別。
で、言葉は実際に使えないと意味がないからねぇー。

で、それは、エドガーにとってのデザイン用ソフトも同じだ。
彼は、ソフトが使えれば、デザインは出来ると思っているが、
そう甘くはない。ただ単に道具が使えてもダメなのだ。
道具が使えても作るデザインがマズけりゃ、そりゃダメだから。
今回の講議で、そこ(デザイン)までは到底教える事ができないし、
教える気もない。だって、聞きたくないだろうし。(基本は話したが)

ただ、コレを読んでる、知識のある人は判ると思うが、
デザインの仕上がった書類を、印刷屋さんに入稿するとなると
印刷屋さんとのやり取りに、厳密なルールがある。

ルールに背いてもイイが、その場合、印刷してくれないとか、
データの修正などで別料金が加算される事もある。
「修正して下さい」って言って、戻って来る事もあるだろうが、
期日の迫った印刷物が遅れるのは...ヤバイ。そんな危険を考えたら
ルールを知っておいて損はナイし、ルールを知る必要がある。

そして、今回、彼は印刷屋さんに入稿する。
しかし、今、ルールは、キチンと守られていない。

まぁ、印刷屋さんが大目に見てくれるかなぁ〜?
って感じで、ストップしようかと思っている。なんとなく。
だって、エドガーは全部自分で仕上げたいと思っているのに
面倒臭がって、やらないんだもん。まいっちんぐ、俺。

僕のドイツ語は、まぁ、できるだけ早く仕上がったほうが
イイに決まってるんだけども、彼のは、もっと急ぐのだ。
んで、まだまだ、やるべき作業はたっぷりあるのだけどもなぁ〜。
しかも、最終的な調整ってのが恐いな〜、って思ってるのだわ、私。

(細けー事は言わないようにしよう。うん。そうしよう。
 気付かないふりをしよう。気付くと異常に細かくなるし、俺。
 うん。見えない。うん。だいたいオッケイ。うんうん。OK!)

というのが、昨日(5/11)のホヤホヤの話なんだけどねー。
(ハハ。教えるのも教えられるのも疲れるのだ〜。ふひ〜。
 教えられるのも教えるのも、彼は怒り気味になるし)

んで〜、話を戻して〜、
(ってかズレてたのかよ!って思いませんでした?)
戻す本筋がドコかも判らないでしょうが、
本筋(ほんすじ)は、「自転車」でした。ハハ。

昨日の昨日(5/10)の事です。
中古自転車屋さんが、"その" Ratingen Ost駅の隣にあったので
そこに行って、相棒とそれぞれ一台ずつ、即決で買っちゃった。
相棒は子供用の赤、僕は大人用の青。なかなかカワイイ。

値段は、中古コンロよりも、中古冷蔵庫よりも高い。
しかし、新品キッチン流しよりは安く、コンロの設置費よりも安い。
笑)相棒のが35ユーロで、僕のが40ユーロだ。
そんな贅沢な、嗜好品を買うようになったなんて、
最初の頃から続く、ケチケチパワーはどこへ行ったんだ?

癒しも、便利も、運動も、僕達には必要だったのです。
なので、ケチケチパワーも寛容になってくれるのです。
だったら、布団だって、とっとと買えば良かったのにっ!と
過去の相棒と僕に、助言してあげたい気持ちで一杯です。
(寒くて死にそうだったなぁ〜。空を見上げ、遠い目。今日も曇り)

んで、自転車、どうだったか?って言うと、
スゲー!気持ちいい!あー、遠くまで行きたい〜。
近郊の都市デュッセルドルフまで、片道約20分、3.5ユーロもする
トラムやら、市電やらに、乗るくらいなら、今度は自転車で行こう。
と思っている。今まで徒歩で可能な限り、生活範囲を広げて来た
けども、自転車で更に広げよう。あー、楽しいなぁー、自転車。

しかし、たまに車に乗せて貰うと、その活動範囲の広さに
がく然としたりも、するのであった。車ってイイなぁ〜!(笑)

(あ、ちなみに、ドイツでは自転車は歩道を走る事を法律で
 禁じられているようで、車道を走らなくてはいけない。
 日本に比べて凄いスピードの車が行き交うんだけどもねぇ。
 ま、どうどうと自転車で走るのです。車はよけます。笑)

んで、今日もどっかに自転車で行くつもりにしていたのだが、
さえない天気っ。ドイツは本当に曇ってばっかでヤだよ。
気が滅入るよ、ほんっとに。イギリスの鉛色の空ってのは話では
結構聞いていたけども、ドイツも曇ってばっかじゃんかー!
あー、つまんねー、スキッとしねー。
雨が降るなら、いっそハッキリ降りやがれー。

.....そしたら、僕の花粉症がマシになるのだから。(笑)
おかげさまで今日はマシ日みたいなんですけども。

あ、今日はプールに行こうかなー。