「日本人はカッコイイ」

カッコイイ日本人がいる。

カッコイイ日本人を観たければ
ギターウルフのライブを観るとイイ。

ギターウルフは日本のバンドで
ジャンルは、Jet-Punk、とライブハウスでは書いていた。
日本でも、超有名。知ってる人も多いはず。
メジャーなレコード会社からリリースしてるし。

Durtmundという街のライブハウスで観た。
とにかくカッコ良かった。し、楽しかった。

そして、そのライブアクトを観て
ドイツ人達が熱狂していた。熱かった。

僕らが日本人(らしい)という事で、僕らに向かって
「イエェー!」とか言ってくるドイツ人客が多かった。

となりにいた巨体のおにいさんが凄く御機嫌で
「イエェ〜!」と言いながら、ビールを分けてくれた。

そして、彼と写真を撮ったら、暫くして、
彼はビールを買ってきて、僕にくれた。
Please send me fotos.と書いたコースターと共に。
(Fotoはドイツ語ですね。もちろん写真の事)
で、僕は「OK!」と言い、握手をする。

なんだか、ココにいると日本人である僕達を
うらやましく観ているドイツ人が多いようにも思った。
日本人をカッコイイという目で観てるというか、
とにかく、他で時々ある蔑む目では全然なかった。

これは、ギターウルフの力でしかない。凄い事だ。
日本人はカッコイイ。そう思わせる力があるライブだった。
僕達、日本人から観てもカッコイイし、
ドイツ人達から観てもカッコイイのだった。

ライブ終了後、巨体のおにいさんに
Fotoについて、更に念押しされつつ、
彼は「サンキューベリーマッチ」と何度も言う。

これは、写真を送るのに対しての
ありがとう。では、なくって、ギターウルフを
観た感激から出た言葉だ。同じ日本人だからという理由か
「サンキューベリーマッチ」と言われてしまった。
恐るべし、ギターウルフ。

その後、ひょんな事から楽屋に入り込んで
ギターウルフセイジさんからサインを貰ってしまった。
お気に入りのスヌーピーのTシャツに。

カッコイイ日本人を観たいならば、
ギターウルフのライブを観るとイイ。

日本人は、できれば
外国でギターウルフのライブを観るとイイと思う。
だって、あんなにも異国人を熱狂させている日本人を観ると、
カッコイイと思わずに、いられないから。

あぁ、カッコイイ日本人になろう。

(あ、ギターウルフも、ある意味、カブリモノだなぁ)