「学校エンデ」

さて、エンデとはende
英語でいうend。
ドイツ語で終わりを意味する。
ま、だいたい判りますよね。そりゃ。

んで、先週まるまる休んでしまったら
その次の月曜でエンデだった。わ!

物凄く、やっちまった。激しく反省。

しかし、風邪だったんだもん。
いや、それでも行くべきだった。

最後の授業は会話と簡単なゲーム。

僕が一緒にゲームしたデアヌ、ララ
の2人は次のコースの事や、世間話に
夢中で、僕はかろうじて理解しつつ
会話に混ざる。英語。

デアヌはセネガルから来たと言っていたが
僕はよく判っていなかったが、セネガルって
ドコですか?アフリカ?よく知らない。
ちなみに、彼は黒人ではない。
しかし、彼はかなり後半から、セネガルから
来たと言わなくなった。ドイツのどこかの
都市の名前を言うようになった。
真相は、いまいちよく判らない。

彼は僕と同じで無職だ。
しかし、かなり後半までエンジニアと
言っていた。でも、それは前にいた国(都市?)
での事のようで、最後の授業の時、
彼は自分は無職だ。と言った。僕は前に
個人的に彼から、その事は聞いていたが
みんなの前では、この時が初告白だった。

多分、仕事をしていないという事に負い目を
感じているのは、僕と同じなのだろう。
彼もドイツ語の問題で仕事を手に入らない
のだろうか?いや、そんな事はないだろう。
彼は僕よりは数百倍、ドイツ語ができる。
ちなみに仕事をしていないぶん、彼は
1日6時間はテレビを見ていると言っていた。
その彼とはメールアドレスの交換も
住所の交換もしたので、交流を続けたいものだ。

あと、トルコ人のオルカイとも住所交換した。
いや、彼の場合、人に興味は無さそうなので
彼の住所と携帯の番号だけを聞いた。
日本に帰る前には、もう少しマシな
ドイツ語で一度、会って、別れを言おう。

そして、ララ、彼女はイラク人だ。
最後の日、知ったが、彼女のお父さんは
日本でエンジニアをしているらしい。
もう、5年になるという。

彼女は、ドイツに来る前はニュージーランドで
2年間暮らしたのだそうだ。まだ16歳とかで
今、ドイツ語と英語を勉強し、大学進学を
考えてるという。(ちなみに、僕から見たら
ドイツ語も英語も、かなりできる。ハハ)

他には、マリのコロティミ、タイのセリソパ
マセドニアのハエリエ、彼女達は最後の日
授業には来なかった。会えなくて残念だ。

クラスを途中で止めた、イギリス人のクリフ
以外で、個人的に交流のある人は1人もいない。
みな、既婚者が多いし、言葉の壁も厚い。

あ、そうだ。カナダのロザンヌ、も最後の日
カナダに帰国していて会えなかった。
彼女も16歳だが、僕の語学のできなさに
時々、助けてくれたり、教えてくれたりした。
(文法に関しては逆に教えたりもするんだけどね)
英語が片言でも共通言語になったので、
クリフのように会話ができたから良かった。
そのロザンヌに会えなかったのも残念だな。

もとはと言えば、2回も休んでしまった自分が悪い。
とにかく、みんなに会えなかったのが一番残念だ。

あと、この日は最後だったからか、僕は喋った。
物凄いボロボロの言葉で英語もかなり混ぜて喋った。
先生は最後の最後に僕が喋っている事に耳を傾けて
じっくり聞いてくれた。そうやって、どんどん
喋るのよ。と、言うように。

少しづつ、単語が増え、少しだけ伝える事が
出来るようになって来たところだったから残念だ。
(といってもマダマダなんだけど)

そして、ドイツのカラッと乾燥した気候のように
チュース!、さよなら、となった。